注文種別っていろいろありますがちょっとここで整理をしてみましょう。
◆ IFD(If doneの略) この注文は新規注文のみに有効な注文方法 |
新規注文が成立した際に初めて有効となる決済の注文を同時に出しておける注文方法です。
例) 1ドル=100円の時に新規で買いオーダーを入れておき、「1ドル=110円になったら決済して売るという注文を一度に出しておきたい場合に有効。
利益は伸ばしたいから予め設定はしないで、様子見でテイクプロフィット値は刺さず、損切の値のみ発注と同時に行うときなどに有効な注文方法になります。
◆ OCO (One Cansels the Otherの略) 新規および決済に有効 |
新規注文または決済注文において、異なる2種類の指値(ストップ)注文を同時に出しておき、いずれか一方が成立したら自動的にもう片方がキャンセルとなる注文方法です。
例1)新規注文の場合
ドル円115円の新規買い指値注文 と105円の新規売り注文を同時にだしておき、レートが仮に115円になり115円の買い注文が成立約定すると105円で同時に出しておいた売り注文が自動的にキャンセルされる注文となります。 MT4は残念ながらこの新規のOCO注文機能はなくて、できません。
例2)決済注文の場合
現在「1ドル=110円」でドル円の買ポジションを持っていて、「1ドル=115円」になったら利益確定の指値売り、「1ドル=105円」になったら損失限定のストップ売りをしたい場合などに有効。例えば、先に「1ドル=115円」の値がつき成立した場合、「1ドル=105円」の損失限定のストップ売り注文は自動的にキャンセルとなります。
◆IDFOCO(イフダンオーシーオー注文)=IFO(アイ・エフ・オー) |
IFDとOCOを組み合わせた注文方法で、IFDと同様に新規注文でのみ選択できます。新規注文と同時に、その新規注文が成立したら初めて有効となる決済注文 利益確定のための「指値注文」と損失限定のための「ストップ注文」を全てワンセットで出すことができる注文方法です。
例1)たとえば、現在の相場が1ドル=115円で。1ドル=114円になったら買いの指値注文を新規で発注。
一定の利益を確保するため、【1ドル=116円になったら売りの指値注文】、もう一方は損失を限定するため、【1ドル=113円になったら売りの逆指値注文(ストップ)】という条件も同時につけ加えます。
このケースでは、114円で買いが約定し、ドル=116円(ドル高)になったら【2円の利益が確定】し、予想とは逆に1ドル=113円(ドル安)に振れたら【1円の損失が確定】ということになります。
このように、IFO(アイエフオー)注文は、買いから売り(売りから買い)まで、一度の注文で指定できて、決済も自動でされますから、発注後はレート確認できなくても決済まで発注済で安心ですね、パソコンの前に張り付くことが出来ない方でも、取引が可能な方法といえるでしょう。
【traders-pro】管理本部 吉村