追証という言葉をご存知でしょうか?
国内のレバレッジをかけている口座では
追証すなわち自分の口座がマイナス残高になるリスクがあります。
追証:マイナス残高になった口座は追加の入金をしてマイナス分を
顧客が補う必要があり、このことを「追証」と呼びます。
直近で追証の発生した例は、このところのトルコリラの
急落ではないでしょうか?
私の知合いの国内FX業者さんでも数件この急落で数件の追証発生があったとのことでした。
直近10年内でも以下の出来事で相場の急変で追証を追って、口座に追加入金を求められた方もいらっしゃると思います。
スイスフランショック
ギリシャのデフォルト
イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票
国内業者では法律で(業者側の過失等以外に)顧客に損失補てんをしてはいけないという法律があり、ゼロカットシステムを採用できる業者はありません。
海外FXで取引すれば、国内FXでは不可能な「マイナス残高を補填してもらえる」という前提のもとで取引できます。
【追証のある国内業者で取引することのリスク】
日本の業者ではロスカットシステムを採用しています。
ただし、このロスカットに盲点があり、週末等におき、月曜日のオープン時に相場に想定以上の急変があった場合には機能せずに追証を追うまでの口座残高になる可能性が大いにあります。
★ロスカットとは?一定の口座水準までに資金量が減ってしまった場合に、強制的に損切をしてくれる仕組みです。その一定の水準というのがMT4でいうところの「証拠金維持率」にあたります。各社その水準はちがいますので、確認が必要です。各業者はそれぞれ「証拠金維持率が〇〇%を下回ったら強制決済」という具合に異なるロスカット水準を定めています。これは国内外を問わず、利用者保護の為海外業者でも採用されている仕組みです。
国内FX業者の取引で(マイナス残高)が発生!未払いの追証は借金扱い!
ロスカットが正常に作動するのは「業者が機能している間だけ」です。
- 週末の取引停止状態の決済不可な時間帯や
- 急激な為替相場の変動で業者の決済機能が麻痺してしまった時
上記2つにおいてロスカット制度はただの”お飾り”ですね。上記場合、国内業者では免責扱いになり法律に基づき利用者に損失の補てん出来るところはまずないでしょう。
そして、結果含み損が口座残高を上回ることになるので、マイナス残高が発生。利用者のもとに「マイナス残高を解消するために入金してください」という旨の追証請求がくることになります。
業者の決済機能自体が停まってしまっている状態なので、どれだけ含み損が増えてもポジションは放置されたまま。
また相場の急変時には同時に「決済したい!」「エントリーしたい!」というトレーダーの注文も殺到するので、業者の取引サーバーが固まってしまいます。
結果トレーダーができるのは「決済されずに含み損が増えていく自分の口座を傍観すること」だけ。
ほとぼりが冷めた頃に決済機能が復活して、大損失が確定する運びになります。
【一部の海外FX業者が採用する追証なしゼロカットシステム】
海外FX業者の多くは”追証なしのゼロカットシステム”を採用している
業者名 | 追証 |
XM | なし! |
TitanFX | なし! |
Axiory | なし! |
Tradeview | なし! |
LAND-FX | なし! |
HotForex | なし! |
IFCMarkets | なし! |
BIGBOSS | なし! |
MiltonMarkets | なし! |
海外FXのゼロカットシステムとは、口座のマイナス残高を0に戻してくれる制度のこと。
または、マイナスになった時点で口座残高が0になる仕組みをとっている。
ゼロカット採用の海外FX業者では口座残高がマイナス1万円でも、1000万円になっても、追証の請求がくることはありません。
口座残高のマイナス分は海外FX業者が補填して「0」に戻してくれます。追証なしゼロカットシステムの執行手順・タイミング口座のマイナス残高が帳消になる流れは以下の通りです。
- 含み益で相殺
- ボーナス分で相殺
- 次回入金時に1,2で残った分の損失を0にしてくれる
どの海外FX業者も追加入金が引き金になってゼロカット執行になる場合がほとんどです。
【traders-pro】管理本部 吉村