MT4のMACDをライン表示に変更する

MT4に標準で搭載されているインジケーターのMACDですが、MT4のMACDはヒストグラム表示なんですよね…これもとても頻繁に問い合わせを受けることが多いです。
実はとても簡単にライン表示に変更することが出来るのでご紹介したいと思います。

 

MT4にはメタエディターという編集ソフトが標準搭載されています、インジケーターの開発やEAのコードをエディターに書き込んでいけばオリジナルのインジケーターや自動売買も比較的簡単に作成することもできるんです。といってもコードをある程度しらないと最初から作るのはちょっと勉強しないと難しいのですが、色を変えたりある程度のカスタマイズは一般のユーザーさんでも可能です。MACDの編集を軸にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

まずMT4に標準搭載されているメタエディターを起動します。
新規注文横にある黄色のアイコンで起動します。

 

エディターの画面はこんな感じです。※英語での表示になっている場合は 【Languages】よりJapaneseを選択し再起動すれば日本語に変更できます。 

メタエディターはMT4と同じような画面ですが、こちらはMT4のインジケーターやエキスパートのmq4ファイルのコードを編集できるソフトになります。 

MT4と同じ場所にエディター用のナビゲーターがありますのでその中の、IndicatorsしたのExamples直下のMACD.mq4をダブルクリックしてください。

MACDのコードがこのようにずらりと出てきますので少し下にスクロールし30行目にある【Custom indicator initialization function 】の下にある【SetIndexStyle(0,DRAW_HISTOGRAM);】内のテキストのHISTOGRAMをLINEに変更してみてください。

以下のようになっていればOKです。                次にこのフォルダーを保存します。このまま保存するのであればで【ファイル】より上書き保存し、元のヒストグラム版MACDも残しておきたい場合は名前を付けて(例:MACD2など)保存をします。    保存後は一度すべてを閉じてMT4を再起動してください。MT4の目ナビゲーター内にMACD2が保存されていますので、そちらをチャートにドラッグしてみた画像が上記になります。下がライン版のMACD2になっているのがわかりますよね。

【traders-pro】管理本部 吉村

スワップポイント3倍デー★

スワップ派におなじみの言葉ですが初心者の方向けのスワップ三倍デーのお話です。

 

スワップ金利=スワップポイント=スワップ 実は本来はそれぞれ同じ意味ではありません。元語源は交換するという意味です。ここでは日々の取引で通貨を保有することによって得られる(マイナスにもなる)スワップポイントということで説明しますね

FXでは取引による為替差益以外にも利益を得ることができます。それはスワップポイントとよばれる2国間の取引による金利の差損分調整額、つまり金利差から得られる利益のことを言います。

例えば日本のような低金利通貨を売り、豪ドル(オーストラリアドル)のような高金利通貨を買うと、その金利の差額を毎日受け取ることができるのです。要するにAUG/JPNを買い、そのままホールドしておくとその金利差額、2018年8月末ですと一番高い国内業者さんで1万通貨あたり50円になります。

 

この1.4%分が現在1万通貨あたり毎日50円くらいになりす。 金額はさほど大きくはありませんけど、毎日必ず付与されるので魅力のある利益ですしこれを利用した取引手法もあります。

そしてこのスーパーのポイントデーのようなタイトルの本題に入ります。

このスワップポイントは週のある曜日に一度取引をすると一気に3日分される曜日があります。それが木曜日(正確には水曜日にポジションを持って木曜オープンまで持ち越す)になります。

そして時間帯ですが、通常スワップポイントは、NY市場が閉まる時間帯(NY時間17時)、日本時間でいうと木曜日の朝7時(サマータイム6時)、この時間帯をまたいでポジションをホールドしている、持ち続けていると発生、つまり

 スワップは、保有しているポジションが翌営業日へと繰り越される(ロールオーバーされる)ときに発生します。スワップポイントは、通常取引完了の2営業日後に受け渡しされることになっています。木曜日の2営業日後は、翌週の月曜日になります。

土日が営業日ではないので、通常より2日間多く決済までかかるため、3倍というより3日分貰えるということになります。文字で書くと少々分かりにくいですが、休みの時に貯まったポイントをまとめて支払ってくれるというイメージで考えてください。

また、ゴールデンウィークのように祝日が4~6日続く場合は、スワップ4倍デー、スワップ5倍デー、スワップ6倍デーとなる場合もあります。ただし、スワップ2倍デーは有りません。

 

スワップ発生の時間帯や日数は証券会社ごとに微妙に異なるので、ホームページ等やお問い合わせをして確認が必要です。

【Traders-pro】管理本部 吉村

FXの利益20万以下は申告しなくていいの?

サラリーマンは「FXの利益が20万以下なら申告しなくていいんですよね?」っていう質問をよく受けますが、これはちょっと間違いなのでココんとこ知っておきましょう。

なぜなら年末調整で給与所得者は会社や雇い主が所得税や住民税等の納税を行ってくれるので、サラリーマンなどの給与所得者のアルバイト、アフィリエイトなどの副業等で得た利益が20万以下なら原則的に申告は不要なのです。ここのところからFXの利益も20万以下なら申告が不要という話がよく出てくるようですね。

例外があるんです!

1 給与の年間収入金額が2,000万円を超える人
2 1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
3 2か所以上から給与の支払を受けている人で、主たる給与以外の給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
(注) 給与所得の収入金額から、雑損控除、医療費控除、寄附金控除、基礎控除以外の各所得控除の合計額を差し引いた金額が150万円以下で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円以下の人は、申告の必要はありません。
4 同族会社の役員などで、その同族会社から貸付金の利子や資産の賃貸料などを受け取っている人
5 災害減免法により源泉徴収の猶予などを受けている人
6 源泉徴収義務のない者から給与等の支払を受けている人
7 退職所得について正規の方法で税額を計算した場合に、その税額が源泉徴収された金額よりも多くなる人

引用元: 国税庁タックスアンサー(No1900-給与所得者で確定申告が必要な人

これらに当てはまる方は申告が必要です

そして大切なのはここ!

住民税の申告です、住民税の申告は所得税の確定申告とは別に利益が20万円以下であろうがなかろうが、また所得の大小にかかわらず給与以外の所得分に対して必ず申告が必要です。

FXの利益がある方は経費を差っぴいて必ずお住まいの市町村の役場に出向いて住民税の申告をしましょう。申告期間は確定申告と同様に開始は2月1日頃から(市町村による)3月15日までとなっています。              *FXの経費についてはこちら

ちなみに、収入が全くのゼロの方でも住民税の申告は必要です。申告をしないと、住民税や国民健康保険料の金額が確定出来ないですからね(申告が無い場合は、「所得不明」という扱いになります役場から電話などがかかってきます。)

 

そして、未申告は必ずばれます~!

FX取引が個人でも出来る様になった当初、所得税や住民税の申告漏れが多発していました。

FX取引等の取り扱いをしている金融商品取引業者は、個人・法人が1年間に行った取引による損益やスワップ損益などを記載した支払調書を、税務署へ提出が義務づけられています。(2009年1月1日以降)なのであなたの損益はすべて税務署が把握していますし、今後はマイナンバーによる管理もはじまりますのでさらに未申告者の扱いも厳しいものとなっていくことが予想されます。

【traders-pro】管理本部 吉村

FXの税金と確定申告・損失も申告しよう!

まだ少し早いかもしれませんが、もう今年も残すところ2ヶ月ちょっとです。

これから年明け過ぎの確定申告の時期まで増えてくる取引利益や損失のこと、FXの税金について簡単にわかりやすくご案内できればと思います。

まずは基本、FX投資で得た利益については「先物取引に係る雑所得等」に該当し、一律20.315%(所得税15%+復興特別所得税+住民税)が課税されます。 *復興特別所得税は2037年12月31日までなので以降は一律20%

FXについては、株式投資と違い、「特定口座」という制度がありませんので、利益が出ている場合には、誰でも確定申告が必要です。ただし、利益が20万円以下である場合は不要になる場合もあります。FXの利益20万以下は申告しなくていいの?

FXは「先物取引に係る雑所得等」申告分離課税となります。これは、確定した損益を1年間合算した金額に定められた税率を掛け、給与所得などの他の所得の金額と分けて、確定申告を行い納税する方法のことです。

支払う税金は「FXの利益」から「FX取引にかかる経費」を引いた金額に対して、20.315%の税率を掛けて計算します。

また、FXの利益と書いているのは決済後の確定した損益です、未実現の損益については確定(決済された)年度の損益になることを覚えておきましょう。

 FXにかかった経費を計算しましょう

FXの利益から経費は引くことが可能です。どんなものが経費になるか確認しましょう。

通信費インターネット等に係る経費、携帯で取引していればそれに係る通信費も含めることが出来るでしょう。

情報に係る経費:セミナー受講料、書籍、新聞(電子書籍商材等も含む)取引に必要なソフトなど。(例:MT4インジケーターソフトの購入費用)

交通費・宿泊費:セミナー会場までの交通費や宿泊費用

手数料:入出金時の際にかかった銀行への手数料等

 確定申告が必要な人

給与所得者:2000万以上の人→FXの利益の有無にかかわらず確定申告必要                  2000万以下→FXによる利益が20万円を超える場合は確定申告要

給与所得がない人(自営業、主婦、学生):
                               
この方たちはFXで得た所得が38万円を超えると確定申告の必要があります。この38万円という金額は、配偶者控除を受けられるかどうかの判断基準となる金額です。

公的年金等に係る雑所得がある人(年金受給者等):                                   公的年金の収入が400万円以下、且つ、公的年金等に係わる雑所得以外の所得金額が20万円以下ならば確定申告不要
逆に、これらの条件に当てはまらない、公的年金における収入が400万円以上でFXでの所得が20万円を超える場合、確定申告必要となります。

 損をしていても申告しよう!

利益がでたら確定申告ということを前提でお話してきましたが、ここでは損失がでていても申告するメリットについて確認しましょう。

繰越控除
一般的には利益がなければ確定申告はしなくて良いと考えがちですが、。繰越控除を受ければ、今年度に発生した損失を翌年以降3年間店頭FXや取引所の先物取引で発生した利益と相殺させ、利益が出た年の納税額を減らせるのです。
翌年以降に控除を受けるには、損失した年に確定申告を行っておく必要があり、翌年以降確定申告をも継続的に行う必要があります。

損益通算(これ大事!)
複数の会社でFXの取引をしていた場合、各社の損益を合算することが出来ます。 例えばA社で100万円の利益、B社で50万円の損失があった場合、損益通算をすれば50万円の利益となり、ここから必要経費を引いた金額が所得となります。損益通算をしなければ50万円がそのまま利益となってしまいます。税額が多くなってしまいますので、
損益通算をすれば納税額を減らせる可能性もありますので、節税を考えている方は損益通算という制度を覚えておきましょう。

【traders-pro】管理本部 吉村

 

 

1万通貨ってなに?

FXにおける通貨単位、1000通貨って?1万通貨って?まずこれを知らないとFXの取引は出来ないといっても過言ではございません!

まずはわかりやすく理解するのに「10000通貨」を基本で覚えていきましょう!

1万通貨とは、対ドル/円で考えると、

1万通貨の取引は10,000ドルの取引です。10000ドルを円に換算すると10000ドル×100円で100万円になります。

ドル円レートが110円になになれば、          10000通貨=$10000 円換算は110万円となり  (10000×110円)

ドル円のレートが90円になれば            10000通貨=$10000 円換算は90万円になります。(10000×90円)

よく聞かれるのですが、アフィリエイトやFX会社のプレゼントの企画などで、「1万通貨以上の取引をしてください」といわれて$10000の取引?? これっていくらですかと聞かれます。

その際は日本円で1万通貨の取引はその時の円レートを$10000に掛けてあげるだけで、円での金額がでます。

ただし証拠金は国内のFX業者であれば25倍なので、4%あれば取引は出来ますので、100円の場合は           10000$×100円(レート)=100万            × 4%=40000円の証拠金で取引が可能という事になります。

また、(こういった指定はあまりないと思いますが、)仮にEURUSDで10000通貨の取引をしてくださいという事になった場合は計算が変わってきます。

ユーロが130円だったとしますこの場合はユーロ建ての10000通貨なので

10000ユーロの取引になります。すなわち円換算する場合はにはユーロ円の値を使って計算します。

10000通貨×130円=130万円分の取引となり、ここにレバレッジを掛けていきますので                 1,300,000×4%(レバレッジ25倍時)=52000円の証拠金が必要となりますので、

対円以外の通貨ペア指定の場合は左側にある通貨の単位

GBP/USD  ならポンド円

AUD/GBP  ならオージー円

USD/TRY  ならトルコ円

の値で計算する必要があります。

これまでの計算が10000万通貨でのご案内だったのであとは

1000通貨ならこの10分の一 、10万通貨なら10倍になっていくと考えれば覚えやすいと思います。